浄化槽の清掃は年に一回以上(全ばっ気式の場合は半年に一回以上)行うことが義務付けられています。
浄化槽の清掃
浄化槽に流れ込んだ汚水は、沈殿・浮上といった物理的作用と、バクテリアの働きによる生物的作業により浄化されます。この過程で、汚泥やバクテリアの食べかすであるスカムが堆積していきます。これらが貯まりすぎると、浄化槽の機能に支障をきたし、バクテリアの働きが悪くなって十分な処理ができなくなったり、悪臭の原因になったりします。
そこでスカムや汚泥を取り除いたり、機器類を洗浄したりする作業が必要で、これが「浄化槽の清掃」です。浄化槽の清掃は年1回以上(全ばっ気式の場合は半年に1回以上)実施することが義務付けられています。
浄化槽の清掃料金と補助額
※浄化槽の清掃料金及び補助額は、処理方式や大きさによって異なります。詳しくはお問合せください。
※補助制度の申請用紙は、清掃実施時に持参いたします。
高度処理型浄化槽の清掃
高度処理型浄化槽の場合、保守点検および清掃はすべて市が行います。したがって個人負担はありません。
清掃時の注意
清掃を行った後は、水張りが必要です。水張りが十分に行われないと、槽の破損や水質悪化、臭気の発散、つまりなどが発生する場合があります。水は上から見て7、8分目ぐらい入れていただければ結構です。
水張りの時間は次のとおりです。
- 単独処理浄化槽…30分〜1時間程度
- 合併処理浄化槽…1時間〜2時間程度
浸透槽の清掃
浸透槽は水質保全の働きをする大切な井戸です。単独浄化槽では処理できない生活雑排水を土壌へ浸透させ、汚水が湖に流入するのを防ぎます。しかし年月が経ち、油などがたまってきますと浸透能力が落ち、汚水があふれ出してきます。これを側溝などに流すと湖が汚染・汚濁され、大切な水源が汚れる原因となります。家庭用排水を浸透処理することになっている家庭は、点検にお伺いしますのでご連絡ください。
→家庭用雑排水清掃処理部 042-685-0800